みなさま、こんにちは。
 
川口市 南鳩ヶ谷駅エリアにある、はとり歯科医院です。
 
 
キシリトールガムでむし歯予防できることは、テレビCMの影響などでよく知られていますね。
 
「ガムで本当にむし歯予防できるの？」という疑問もあるかもしれませんが、噛むタイミングや量などをしっかり守れば、むし歯予防に有効です。
 
それでは、キシリトールガムでむし歯予防する方法について、詳しく見ていきましょう。
 
 

キシリトールは、白樺の樹液などに含まれるキシラン・ヘミセルロースを原料とする天然の甘味料「糖アルコール」です。
 
安全な添加物として、厚生労働省をはじめ、、WHO（世界保健機関）やFAO（国連食糧農業機関）などからも認められていて、むし歯予防に積極的に役立てることを推奨されています。
 
 

キシリトールのような「糖アルコール」は、糖質でありながら、砂糖のように細菌のエサにならない甘味料です。
 
キシリトールがお口に入ってくると、砂糖と勘違いしてむし歯菌に取り込まれるのですが、増殖できないためやがて死滅していきます。
 
また、糖アルコールは唾液の分泌を増やす効果もあるため、唾液の自浄作用をパワーアップさせて細菌を洗い流し、お口を清潔に保ちます。
 
キシリトールは、むし歯菌を減少させる作用のある唯一の甘味料なのです。
 
 

ガムは、キシリトールが甘味料の50％以上を占めているものを選びましょう。歯科専売品であれば、キシリトール100％です。歯医者さんの窓口や、インターネット通販でも購入できます。
 
1日で4～10ｇのキシリトールを摂ることで効果が得られますので、食後2粒×3回、寝る前にも2粒が最適でしょう。
 
 

キシリトールガムがむし歯予防の効果が得られるといっても、ガムは歯磨きの代わりにはなりません。
 
あくまで歯磨きの補助的な役割と考えて、食後と寝る前の歯磨きはきちんと行いましょう。